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    韓国映画:シークレットサンシャインのレビュー・感想

    韓国映画:シークレットサンシャインのレビュー・感想

    あらすじ

    この映画は、ソウルを舞台に、ある女性の秘められた想いと成長を描いたヒューマンドラマです。

    主人公のイェジンは、成功して幸せな家庭を築いている主婦。しかし、実は7年前に交通事故で娘をなくした過去を秘めています。ある日、イェジンは事故に遭遇し、そのショックから人格が2つに分裂してしまいます。

    一人のイェジンは明るく優しい主婦ですが、もう一人の人格は7年前の悲しみに縛られた少女のままです。二つの人格は入れ替わりながら日常を過ごしていきますが…。

    イェジンの分裂した人格を通して、傷つきながらも前を向こうとする女性の姿がリアルに描かれています。悲しみと希望のドラマです。

    監督:イ・チャンドン
    キャスト:チョン・ドヨン
    キャスト:ソン・ガンホ
    キャスト:チョ・ヨンジン
    キャスト:キム・ヨンジェ
    キャスト:ソン・ジョン

    目次

    韓国映画:シークレットサンシャインのレビュー・感想

    これはホラー映画だと思う

    自分が見栄をはってついたちょっとした嘘のせいで最愛の息子が誘拐され殺される。この地獄のようなストーリーがお涙頂戴にならず、ラストはそこらのホラー映画より怖い。ソン・ガンホとチョン・ドヨンという超演技派俳優主演でこれは反則級に最高です。

    韓国は日本と違ってキリスト教信者が非常に多いということをこの映画で知りました。息子を亡くし一人ぼっちで失意の底にある主人公が、親身になってくれる宗教の人間に心を許し、自分自身もハマっていく様はとても自然なことのように見えました。

    息子を殺した犯人が発した一言で目を覚ました主人公がとるある行動は、鬱々としたこの映画の中で唯一爽快感まで感じてしまうシーンでした。そしてラストシーンのゾクッとする感覚は紛れもなくホラーです。

    改めて、韓国映画の凄さは天井知らずだなぁと思った一作です。

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